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谷口 正樹; 佐藤 和義; 江里 幸一郎; 横山 堅二; 秋場 真人
Journal of Nuclear Materials, 307-311(Part1), p.719 - 722, 2002/12
被引用回数:18 パーセンタイル:73.17(Materials Science, Multidisciplinary)タングステン材は高融点でイオンによるスパッタリングが小さいなど、ダイバータ用アーマ材として多くの利点を有している。しかしながら、ディスラプション等による高熱負荷を受けた際に表面に生じる損傷は深刻であり、その修復方法の開発は必要不可欠である。本研究では、CVDコーティングによりタングステン表面を修復する手法について、その有効性の検討を行った。試料として純タングステン及び1%ランタン酸化物含有タングステンの2種を用意し、ディスラプションによる損傷を模擬するため電子ビーム照射装置にて1250MW/mの熱負荷を与えた。溶融孔の生じた表面に1mm厚のCVDコーティングを施した後、再度試料に1250MW/mの熱衝撃をあたえ、コーティング層の信頼性を試験した。その結果、前処理なしでCVDコーティングを行った試料ではCVD層が剥離したものの、前処理として損傷部の溶融層を取り除いた試料では再度の熱負荷を与えた後も健全であることがわかった。
中村 和幸
JAERI-M 85-204, 7 Pages, 1985/12
モリブデン基板上に反応性蒸着法で被覆した種々の組成のTiC被膜の密着性を、赤外線で繰返し加熱して調べた。その結果、1に近い組成比の膜の密着性が最も優れていることがわかった。なお、反応性蒸着法はJT-60その場コーティングに適用されるTiCの被覆方法である。
稲川 幸之助*; 阿部 哲也; 廣木 成治; 小原 建治郎; 村上 義夫
JAERI-M 84-105, 51 Pages, 1984/06
Ticその場コーティング用チタン蒸発源を開発するため各種チタン蒸発線を試作して、それらの性能試験を行った。最良の特性を示した蒸発線、構成においてタングステン芯線のまわりにチタン線とともに巻いたモリブデン線は、芯線に沿ってチタン線を一様に溶かす作用をし、また外周に巻くタングステン製ガード線はチタンが球状になったり溶融垂れするのを防ぐ役目をする。試作した蒸発線の典型的な形状は外形4mm、有効長さ140mmである。このチタン蒸発線からのチタン蒸発効率および蒸発速度は、チンタン装荷量2~2.5gに対して、それぞれ70~80%および0.14gminであった。この実験結果をもとにJT-60への適用性を検討した。
阿部 哲也; 小原 建治郎; 横倉 賢治; 長谷川 浩一; 岡野 文範
JAERI-M 83-087, 16 Pages, 1983/06
その場コーティング時の粒子のまわり込み機構を検討するため、JT-60ライナーおよびRFランチャー模型を使って、粒子のまわり込み実験を行なった。その結果、アルゴン圧810Paの条件下で同軸マグネトロンスパッタ方式で蒸発させたコーティング粒子は大部分、直進していることがわかった。長管を使用した場合の長手方向距離とまわり込み量との関係を実験式で表わせることを示した。
阿部 哲也; 稲川 幸之助*; 小原 建治郎; 廣木 成治; 村上 義夫
真空, 26(5), p.488 - 493, 1983/00
臨界プラズマ試験装置JT-60ではプラズマ不純物によるエネルギ損失の低減対策として、リミタ・ライナなどの第一壁表面を低原子番号材(低Z材)でコーティングすることを計画している。当面の低Z材として炭化チタン(TiC)が候補となっている。コーティング方法としては、予め工場などで母材上へコーティングしておくプレコーティングと、真空容器内へ第一壁母材を取り付けた後その場で行う、その場コーティングとがある。ここでは、そのうち、その場コーティングについて述べる。現在考えているTiGその場コーティング方式は2Ti+CH2TiC+H反応による反応性蒸着法である。JT-60第一壁をその場コーティングする場合、JT-60仕様から各種の制約を受ける。特にチタン蒸気の発生には特殊な蒸発源駆動機構を必要とする。これ以外のJT-60仕様からの制約については、ほぼ、解決する見通しがついている。
村上 義夫; 阿部 哲也; 中村 博雄
Journal of Nuclear Materials, 111-112, p.861 - 863, 1982/00
被引用回数:22 パーセンタイル:87.4(Materials Science, Multidisciplinary)JT-60計画では、壁材不純物の影響を軽減するため第一壁低Z化の開発試験を進めている。1981年半ばまでに数種のコーティング材料を用いて小試料を作製し(基材はモリブデン)、皮膜の熱疲労試験、熱衝撃試験、化学スパッタリング収率測定などを行った結果、コーティング材料としてTiCがもっとも適していることがわかった。小試料試験に引続き、現在TiC被覆実機大第一壁の試作とその性能試験を行なっているが、ここではコーティングに伴う基材強度の変化や皮膜の均一性などに配慮しつつ大型基材へのコーティング技術の確立をはかることにしている。一方、プレコートした壁を捕集するため、TiCのその場コーティング技術の開発も行なっている。10Torr台のアセチレンガス雰囲気でチタンを蒸発させる反応性蒸着法がJT-60に適用できることがわかった。